KNBBLOGのブログ

本の感想 介護 日々思ったことなど

赤毛のアン 第1章の感想 レイチェル・リンドさんについて

 いや 面白いんだよなぁ

 

 「レイチェル・リンドさんが 

 

いつもよりお洒落な お隣のマシュー・カスバードさんを見て

 

疑問を抱き 妹のマリラ・カスバードさんに事情を聞きに行く」

 

というだけなのに 面白い!!

 

 アヴォンリー グリーンゲイブルズの描写の魅力も大きいですけどね

 

 

 

 この「赤毛のアン」が 

 

レイチェル・リンドさんから始まる意味を 私なりに考えると

 

  ・噂好き 詮索好き 目ざとい彼女が状況説明役を果たしている

 

 ・どれほどの異常事態が起きているのかが彼女の感情描写でわかる

 

 ・伏線までしっかりはっていく有能さ!!

 

彼女は証言者であり 観察者であり 預言者である

 

凄いなぁ と思わずにはいられないんです

 

 それが 作為的でない点も凄い 

 

漫画 ゲーム 小説 でも たいがい状況説明役は登場します

 

ただ レイチェル・リンドさんには敵わないんじゃないでしょうか

 

「彼女はそういう人なんだから しょうがない!!」

 

と言えるだけのキャラクターって なかなか いないでしょう

 

 

 

 アンとも長い付き合いになるレイチェル・リンドさん

 

実際に会ったら・・・ 

 

お隣がレイチェル・リンドさんだったら・・・

 

・・・うん

 

私には お手上げです

 

 

                 私が読んでいるのは

 

                      赤毛のアン

 

                      松本侑子

 

                      文春文庫

 

                    本体価格780円