マインドセット 「やればできる！」の研究
youtube動画を見ていて 気になった言葉 「マインドセット」
「マインドセットを変えることで～」
「企業のマインドセットが～」
なにやら 凄そう
変えると 人生も変わる？ 企業もつかっている？
辞書では
マインドセットとは 物事の見方や考え方
先入観や信念 判断基準 無意識の思い込みなど含む
思考の傾向を指す だそうです
なるほど 心構え のようなものか
で このタイトル
マインドセット 「やればできる！」の研究
読まずにはいられません
私が購入した際の 帯には
「ビル・ゲイツ、絶賛！」の文字が・・・
この本を かなり乱暴にまとめると
「固定観念を持つことの弊害 成長志向の恩恵」
なのかもしれませんが
著者のキャロル・S・ドゥエックさんは
女性ならではの細やかな視点で
人生のいろいろな場面での
マインドセットの持ち方による効果 を説明されています
特に教育に関しては
親 教育関係者 部下を持つ立場のひと などにとって
とても 有益な1冊ではないかと思っています
まずは マインドセットとは
というところから スタートします
人間の資質は 生まれ持った遺伝的要素により規定される 派
ｖｓ
人間の資質は 環境 教育及び学習方法 体験に起因する 派
この本では ↑ ↑ ↑ を
硬直マインドセット
（fixed mindset ）
ｖｓ
しなやかマインドセット
（growth mindset）
としています
どちらのほうが 成功するのか（正しいのかではない）
予想通りに しなやかマインドセット なんですが
なぜ？というのを 説明するのは難しいもの
それを 数々の例をあげ 比較することによって
分かりやすく 論理的よりは 感情を揺さぶるほうで
説明されています
著者も
「学問上の論争は、専門家に任せておけばよい」と
一刀両断し それよりも
「どちらの説を信じるかによって、
その後の人生に大きな違いがでてくる」としています
最初の例は
しなやかマインドセットの子供たちが
難しいパズルを解いている場面です
「ぼく、なかなかとけない問題って、だいすき！」
「このパズルやると頭が良くなるよ、きっと」
硬直マインドセットであった場合はどうなるか
きっと
「この パズル おかしい！！キライ！」 パズルのせい
「もっと すぐにできるのが やりたい！」 自分には限界
「あ～ぁ つまんなくなちゃった」 挑戦したくない
となることでしょう
他の例では
”ほめ方”について
・能力をほめると知能が下がる 硬直マインドセット
・努力をほめると知能が上がる しなやかマインドセット
ということが解説されています
そして
硬直マインドセットの場合は
自分の成果を高めに偽る傾向がある（匿名という条件下）
「自分は能力が高い」と思っているために
成果がでないことが ”恥” になってしまう
努力不足とは考えない
あぁ・・・ 過去の自分が いかに硬直マインドセットだったか
あのとき 仕事で・・・ と痛い思いを食らいました
しなやかマインドセットは
物事に対して 主体的であり
行動と意思が直結している状態
目標への具体的なステップを想像できる
硬直マインドセットは
物事に対して 反応的であり
行動と意思がちぐはぐな状態
目標と現在のギャップを想像できていない
なのではないかと思います
面白いのが この本では
大企業のCEO から パートナー選び
一流のアスリート テストの点数 失恋 など
本当に様々な事柄から マインドセットを解説しているところ
しなやかマインドセット 今は少しわかってきたかもしれません
「おっ Ｂ７ 難しぃ～！！」と言いながら
ウクレレ練習してるときの気持ちに近い気がします
あと シェイクスピアって読んでたほうがいいんだよなぁって
とある学校では 小学生が 教室で話してるそうですよ
難しいことが
練習していくうちに
難しくなくなってくる
そして 出来るようになると 楽しい
また 楽しくなりたくて
もっと難しいことにチャレンジする
これって 人生において すごい武器になりますよね
マインドセット 「やればできる！」の研究
キャロル・S・ドゥエック著
今西 康子訳
本体価格1,700円
