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自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

well-being

 

身体、精神と社会性を含めた 

 

”新たな健康” = ”幸福”

 

「パーソナリティ心理学」

 

は 現代の 幸福 に近づくために

 

必要な考え方を教えてくれます

 

 

 この本では 

 

その「パーソナリティ心理学」が解説されています

 

 

 そもそも パーソナリティ とは 

 

心理学用語 でいう 人格 です

 

つまり「人格についての心理学」ということでしょうか

 

 

 

 「パーソナリティ心理学」を学ぶことで

 

  •  自分を深く理解する
  • 今までとは別の視点を得る
  • 自分の能力を活かせるようになる

 

 まるで 自己啓発本ですね

 

 確かにそういった面もあるかもしれませんが

 

心理学の見地から解説することで

 

「説教臭く」ないのです

 

淡々と 丁寧に 冷静 な内容です

 

 

 

 そして いくつかの テスト があります

 

「自分を理解する」ための テスト です

 

 心理学系のテストって 読みなれていると

 

問題を見ただけで 

 

自分のスコアが分かってしまいがち

 

出題の意図がわかってしまうから

 

「こう 答えたら こうなるんでしょ?」

 

という 見当がついてしまいます

 

 

 ご安心ください

 

よくある心理学のテストとは違い

 

採点の仕方に捻りがあります

 

 

 

 そして 白 か 黒 か で判別されません

 

どの程度 そういう傾向があるのかを 知る

 

というかたちです

 

 

 

 テストの1つに 性格診断 があります

 

「ん? 怪しい気配!!」

 

性格診断って言われると

 

なんか オカルト的な臭いがしてしまいます

 

血液型 星座 生まれ年から など

 

たくさんの 性格診断に出会ってきました

 

「こういう クセ がある人は ○○な性格で~」

 

「お風呂で 最初に 洗う場所によって~」

 

 

 当たり前ですが

 

そういうのとは 違います 

 

飲み会 合コン では 使いにくい性格診断です

 

 

 

 ビッグファイブ・テスト

 

 メンタリストDaiGoさんの 動画などでも

 

お話されているもので

 

 

 

   人間の性格を

 

 「○○タイプ」という評価をせず

 

 「○○性が高い ○○性はやや低め」という

 

 尺度で評価します

 

 その ○○性が 5つ なので

 

 ビッグファイブ・テスト です

 

 

「この分野で最も影響力のある」テストとのこと

 

今までの 性格診断(占い?)より

 

自分のことが理解できると思います

 

 

 

 

  この本には ひとつ悲しい事実が記されています

 

 「生まれ持った遺伝的な性質」があり

 

パーソナリティに 影響を かなり及ぼす ということ

 

 

 遺伝で決まってしまうというのは

 

恐ろしいことです

 

自分の意志が 実は 遺伝的なものだったら・・・

 

好き 嫌い 

 

得意 不得意

 

何を目指すのか・・・

 

 最初から決められていたのでは

 

たまりません

 

 

 この本では その救いもあります

 

「性格は変えられる」

 

「運命をコントロールする」

 

「幸福な人生を自分で作る」

 

 

 

 well-being に近づくことは

 

誰にでも可能だということ

 

 

 タイトルだけでは 分かりにくいのですが

 

「幸福に生きる」ということが最大のメッセージ

 

だと思いました

 

 

      

    自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義

 

                 ブライアン・R・リトル 著

                     

                       児島 修 訳 

                     

                        大和書房         

 

                      本体価格 1,600円