飛ぶ教室
エーリヒ・ケストナーの作品
言わずと知れた有名なお話です
「正真正銘のクリスマス物語」(本文より)
ドイツの寄宿舎学校が舞台
1年生から 9年生までいるとのこと
日本で言う 小中一貫校
寮から通う生徒が多いが 家から通うこともできるようです
そこの5年生の5人がメインのお話
マルティン 優等生 実家は貧しい
ウーリ 貴族の子息 背が低く気弱
マティアス 食いしん坊 力自慢
ジョニー 親に捨てられた過去がある 飄飄としている
ゼバスティアン 知能派 皮肉屋
なかなか 個性的なメンバーです
内容はというと
・実業学校との抗争(!?)
・生徒から尊敬を集める2人のひと
・クリスマス会での演劇
・メンバーの怪我
・クリスマス
それと ケストナーにはお決まりのプロローグ・エピローグ
相変わらず お母さんとのやりとりは面白い
お気に入りは
ウーリとマティアスの関係性
物語のあと どうなっていくのか想像すると楽しいです
実業学校とのやりとりも 面白くて
そこで一度「クリスマス物語」であることを忘れていました
ハートフルなだけじゃない 熱いところもあるんです
実業学校側のリーダーもカッコイイ
友情 成長 感謝と贈り物
そんな物語
もし 未読なら ぜひ!
200ページぐらいなので 読みやすいですよ
池内紀訳
本体価格460円