KNBBLOGのブログ

本の感想 介護 日々思ったことなど

サスティナブルなオムツを想像する

オムツや尿取りパッドにも

「環境にやさしい サスティナブルなものを」

という波が押し寄せてきている

 

SDGsという全世界規模の取組から考えれば当然だ

 

すでに取組を始めている企業もある

 店頭に回収BOXを設置し

使用済みオムツを回収し

リサイクルしていく 

 

しかし 

環境に対して サスティナブル=持続可能

なものが

介護者に対して サスティナブルになるかどうか

 気になるところだ

 

 

 引っかかっているのは 介護者の負担

リサイクルできる オムツ 尿取りパッド は回収が必要なので

仕分け

保管

搬送

しなければならない

 

 手間が大きい

 

環境の事を考えて我慢しろと怒られそうだが

 

オムツを使う場面は

赤ちゃん 

高齢者 

障碍者など

ケアを必要としている人がほとんどだろう

 

家族へのケアは 無償の労働と考えられがちだ

日本では特にその傾向 が強い

 

無償の労働なので

過酷かどうかの数値化がされていない

実態は分かりにくいものだ

 

個人的には

手間を増やされるのなら

「いやぁ 介護って大変なもんなんで…」

と言い訳して逃れたい気持ちもないわけではない

 

 が

介護やケアのネガティブ面を強調するのも嫌なので

言い訳しないで済む方法を考える必要が出てきた

 

 

 

 

 

ということで 試案してみた

 

 

①オムツの構造

一番上の部分 直接排せつ物に触れる部分を分離可能にする

分離した部分は廃棄し 水分を多く含んだ部分のみをリサイクルする

 

水分のみを透過するフィルターはすでに存在している

途上国での水問題解決に期待のかかっている発明品だ

 

安価になれば使い捨てることもできるだろう

 

 

②布製オムツの復権

使い捨ての紙パンツ オムツではなく

布製のものを使う

もちろん尿取りパッドも布製にしよう

 

 

これには 専用の洗濯機の開発が必要だ

できれば大便が付いたものも そのまま放り込めるといい

ケアの負担の一部が解消される

 

しかし サスティナブルなものでなければ意味が無い

水の使用量は少なければ少ない方がいい

 

排せつ物はどうしようか

下水に流しては環境に悪影響だ

乾燥させ固形肥料にできると素晴らしい

 

 

 

③オムツが必要なくなる

今や遺伝子治療などで高齢化が

問題ではなくなる未来も描かれている

そこでは排泄が困難な人は少ないはずだ

 

未来の食料問題も大きい

人々が食べるものが足りなくなるというのだ

そうなってくると排せつ物が少ない

”効率的な食糧”が登場する可能性もある

 

それらが相まって”オムツ”が存在しない

資源の有効活用がより確実となった世の中がくるかもしれない

 

 

 

夢物語のような話だが

①‐②-③の順で起こってもおかしくない

 

 

オムツや尿取りパッドは

今後 確実に大きな問題として取り上げられ

その時には 新たなビジネスが生まれてくるはずだ

 

 

 

 

オムツはネガティブではなく

チャンスを創造できるもの 

と想像する