KNBBLOGのブログ

本の感想 介護 日々思ったことなど

伝え方が9割

 コピーライター 佐々木圭一さんのミリオンセラー

 

伝え方が9割 です

 

 帯にはこんな副題が「なぜ伝え方で結果が変わるのか?」

 

超有名な本ですよね 

 

 

 

 とある通販サイトでの この本の感想が

 

「内容が薄い」「実際には役に立つか?」などと酷評だったので

 

ちょっぴり心配しましたが 杞憂でした

 

 この本は ロジカルに 伝え方について解説してあります

 

難しい用語がなく 抽象的な表現が排除されており

 

誰にでも読むことができるように作られています

 

  ですので 書評家みたいな 

 

こねくり回した感想が非常に難しい本なのでしょう

 

 

 では 内容はというと

 

「伝え方の意義」

 

「言葉と反応」

 

「言葉を作る」

 

大きく この3つにまとめられています

 

 

 

第1章 伝え方にも技術があった!

 

 この本がミリオンセラーになった理由が

 

「その技術が欲しい!!」というニーズの多さです

 

 しかし 学校などで習ったことがあるでしょうか?

 

文法は習ったことがあるとしても

 

伝え方 それも効果的な伝え方なんて教えてもらってません

 

それを知っていたら 教師のほうが先に使っているはず

 

  著者の佐々木さんも 

 

過去に伝え方でさんざん苦労したことを語っています

 

伝え方の技術には体系があり 

 

学ぶことで誰もが使えるようになることを

 

誰も教えてはくれなかったのです

 

 それを 知っていたら 

 

領収書1枚通すことができたかもしれない

 

好きな人をデートに誘うことができたかもしれない

 

小さなことかもしれませんが 

 

その積み重ねが 人生を左右することもあります

 

 しかも 今や 誰もが 世界に向けて情報発信できる時代

 

「情報を伝える」ということの意義は増すばかり

 

欲しくなりますよね 伝え方の技術

 

 

 

 

第2章 「ノー」を「イエス」に変える技術

 

 では 伝え方の技術を使って何をしましょう

 

イイ感じにしますか? 穏やかな感じがいいでしょうか?

 

 それよりも 単純に

 

「ノー」を「イエスに変えたほうが自分の役に立ちます

 

  その方法は 

 

「みんなが だいたい85点くらいのとき

 

 伝え方を良くすることで 88点にする」こと

 

それだけで 確率は相当上がります 頭一つ抜きんでた状態になるわけです

 

 伝えるためのコトバでプラス3点以上とっていくために

 

思いつきはやめて コトバをつくることから始めます

 

① 頭の中をそのままコトバにしない

 

② 相手の頭の中を想像する

 

③ 相手のメリット一致するお願いを作る

 

 何を想像すると メリットが一致するでしょう

 

それは 相手の 好き 嫌い と 

 

願望などの 承認欲求 所属と愛の欲求 安全欲求に関わる部分

 

そこを 想像するわけなので 前提としてリサーチが必要ですね

 

「答えは、自分の中にない。相手の中にある。」とのことです

 

 

 

第3章 「強いコトバ」をつくる技術

 

  読んでいて衝撃を受けたことの一つ

 

「世の中に存在して目にすることのできる情報量が

 

 10年で530倍になった」

 

  普通のコトバでは気づかれることもなく流されてしまう

 

 強いコトバを作ることができればブランドになる

 

「はっはっ 見ろ!コトバがゴミのようだ!!はっはっはっは!!」

 

 と大佐に笑われてしまう そんな時代です

 

 元ネタは 「人 と ゴミ」ですね

 

強いコトバを作ることの一つが ギャップ

 

 人 と ゴミ のギャップが強い印象になり 

 

記憶に残る強いコトバになるわけです

 

 その他にも

 

サプライズ法 赤裸々法 リピート法 クライマックス法

 

など 佐々木さんが実際に使われている技術が

 

盛り込まれています

 

 

 

まとめ

 

  私なんぞが 借りてきたコトバで 欲求が~とか書きましたが

 

この内容を 「誰にでもわかる 誰にでもできる」ように

 

コトバを作り上げていくことが どれだけ凄いか

 

 著者の佐々木圭一さんの

 

数々の受賞歴 コピーライター 作詞家としての

 

功績は輝かしいものばかりです

 

 しかし もともと伝えることが苦手だった人が

 

苦難の末に手にした技術で勝ち取っていったということを

 

お忘れなきよう

 

 そして 今 

 

「日本人のコミュニケーション能力のベースアップ」を目指し

 

カンボジアインドネシアなどの国々の識字率向上に貢献されている

 

「伝える」ことで世界に働きかけているのです

 

 ここまでくると 本当に超カッコイイですよね 

 

 

                       伝え方が9割

 

                        佐々木圭一著

 

                      ダイヤモンド社

 

                      本体価格1,400円